気象予報士試験 合格体験記

気象予報士試験

突然ですがご報告です。

気象予報士試験合格しました。

僕の場合、2回目での合格だったのですが、勉強内容など振り返りながら、合格までに何が必要かを改めて考えっていきたいと思います。今後受ける予定のある人のお役に立てれば幸いです。

ゆくゆくは「これだけ」シリーズとして最低限これを覚えれば大丈夫みたいな攻略記事を作れたらと思います。

試験構成

試験は筆記だけです。筆記の中でも択一式(学科)と記述式があり、

・択一式
  一般知識
  専門知識
・記述式
  実技試験

という構成で、全てに合格したら気象予報士試験合格です。

一般・専門は足切りとしての機能を果たし、2つとも合格して初めて実技が採点されます。
一般・専門は一度合格したら先1年間は受験が免除されます。

試験内容

学科試験はどちらも15問の選択肢問題です。試験時間は共に60分。問われる内容は大雑把に、

一般知識:気象現象を考える上で必要な物理化学の知識+気象法規
専門知識:気象観測や天気図の読み取りに必要な知識、専門用語の理解…etc

といった感じ(個人の印象)。
専門知識はまさに「専門」です。でも、そこまで気張る必要もなく、表面的な理解だけで大丈夫な分野もたくさんあります。
択一式は知識を問う問題で、インプットとアウトプットができているかが問われます。

実技試験は一言で思考力を問う問題です。実際に天気図を読み取り、現象の予測技能や、観測された気象の原因を風や気温などの観測データから考察する能力が問われます。実技試験は実技1と実技2からなり、それぞれ75分の試験です。1と2は関連ないですが、問題形式は同じです。大体は問題文で指示された図と着眼点をもとにありのままを記述するだけなのですが、時間との勝負(時間が足りない!)が問題となり気象予報士試験の鬼門です。

勉強の準備、何を買う?

正直、何もいらないです。
それほどまでに攻略サイト(後述)が充実しているんです。
しかし、知識が何もないよりは事前に本で学習した方が全体として学習効率は上がるので、
らくらく突破気象予報士かんたん合格テキストの一般・専門・実技程度は最低限買うのをお勧めします。でも、それ以上は本当にいらないです。

どう対策する?

年に2回しかない気象予報士試験。短期で決着をつけたいところ。でも、やるべきものは…

過去問。以上。

過去問はめざてん(https://members.kishoyohoshi.com/)のアカウントを作ればいくらでも遡れます。

目安は個人的に、

学科試験:10年分(20回分=計300問) 一般・専門合わせて600問 (これだけ!)
実技試験:15~20回分=30~40問 10年分やれば十分

ただし、学科試験はすべての選択肢を吟味する習慣を付けましょう。過去問は作問者が知っておいてほしい知識の集合体です。なんなら、選択肢の文章は使い回しのケースも多々あります。

解説はめざてんの動画が(有料ですが)非常にわかりやすいです。でも、解説記事だけで十分だと思います。
(僕は買ってません。サンプルだけ見ました。)

実技については、てるてる風雲録(https://ameblo.jp/teru-fu/)が独自の解説や問題文の解釈の仕方、解答に行き着くまでの思考回路など詳細に書かれているので非常に勉強になります。このブログ、基本的にすべての問題(学科含む)の解説が載っているので、「第◯回実技△問◻︎」などと検索すればほぼ間違いなくヒットします。

学習の仕方なのですが、問題を解くのと答え合わせは同時にするよう心がけましょう。時間が空くと解いた時の記憶が薄れ、見直しの効果が小さくなります(そんな気がします)。特に実技は解いたらすぐに見直しをしたいところですが、なかなか時間を取りにくいというのもあるので、せめて翌日に見直すのがいいでしょう。
(欲を言えば、2問セット(1回分)で解きたいです。本番に向けて解き切る体力も付けたいので。)

あとは小ワザですが、実技75分時間を測りながら解くのは当然ですが、70分で解き切るクセをつければ本番でも心にゆとりを持てると思います。
制限時間で解き切れるようになるまでは解けたところまでで採点+解ききれなかったところは一度は時間を延長して解いてみるなどとやるのがいいと思います。(採点難しいですけどね…)

何発で合格するか

1発合格はロマン。でも、時間を取りにくいことがほとんどなので分割する必要も出てくるかもしれません。
免除システムをうまく利用するのも味噌で、理想は

1回目:一般・専門合格
2回目:学科免除、実技合格

なんです。上述の通り、学科と実技で問う能力が違うので、知識系はまとめて合格った方が楽ですよ。

僕の場合は

1回目:一般のみ
2回目:専門・実技合格

ってな感じで少し苦労しました。とはいっても、目安に到達しいていなかった分の過去問を付け足して学習しただけですが。

で、結局大事なこと

勉強法に何が正しいとかありません。上の勉強法はあくまで僕のやり方です。

かの有名な青木れいか(キュアビューティー)は言いました。

寄り道、脇道、回り道……しかしそれらも全て道!
私が歩く私の道は
私が決める 私だけの道

あなたにとって最適な「道」を模索してみてください。

最後に…

あっぶね。儂の名前が書かれとったわい。

なんでもできるなんでもなれる輝く未来を抱きしめて

キュアエールより ペーパー気象予報士より

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