どうも。医学部の授業受けていると、食べるのを避けたい食べ物、避けたい行動が増えそうで困っている弓矢です。仲間増やしたいんで、具体例あげておきますね。
(どうでもいい人は一気に下までスクロール!)
例1) ボツリヌス菌(蜂蜜に入ってるあれ)は嫌気性細菌(無酸素の環境で増殖)なので、漬物を作る過程で入ってしまうと、漬け汁で繁殖して食中毒を起こす危険性がある。
例2) 美容整形でシワ伸ばしで注入するやつ(ボトックス)はボツリヌス菌毒素。これには筋肉を弛緩させる効果(弛緩性麻痺)があるため、シワ伸ばしとして用いられている。
例3) 裸足で土の上を走り回ったりして、落ちている釘等で足を怪我したら、破傷風に感染する場合がある。破傷風菌の毒素による症状として、痙性麻痺(ボツリヌスの逆、筋肉が緊張した状態で麻痺する)が起きる。
例4) 豚肉には有鉤条虫(寄生虫)がいる。生焼けの豚肉を食すことで人に感染(有鉤条虫症)。大変なことになるので、よく焼いてから食べよう。
例5) A型肝炎ウイルスは糞口感染する。つまり、大便(に汚染された食べ物・水)が口に入ることで感染する。これが見られる主な場所は板前さんが素手で握る系のお寿司屋さん。板前さんがA型肝炎に感染していた場合、寿司を介して感染するケースが見られる。
例6) 他にも、糞口感染で広がる病原体は様々。海外旅行とかで衛生面が疑問な屋台とかで食事する時は気をつけよう。
例7) 池や湖で遊泳すると、アカントアメーバに感染する恐れがある。鼻腔から脳に侵入すると脳炎を、目に入ると角膜炎を引き起こす。脳炎を発症した場合は診断が難しく、検査結果が出るのはほとんどの場合死に際である。角膜炎の場合は失明する危険性がある。このアメーバは意外と身近な存在で、プール、風呂場、台所の滑りとかにいる。コンタクトレンズをつけたままプールで泳いだり、コンタクトレンズの手入れを適当にしたりすれば目に感染するリスクは高まる。また、風呂掃除を怠っていると、風呂の水で増殖。掃除はちゃんとしよう。
例8) さらに、アカントアメーバの体内でウイルスや細菌が増殖することができる。これにより、肺炎の集団感染を引き起こしたケースもあり、なかなかに厄介な生物。
などなど。以上は個人の精神的なものであって、漬物とかお寿司屋さんとかを否定してるわけじゃないからね。
実は、特定の食べ物が食べたくなくなるケースはこれが初めてではない。
初めては小学4年性の頃。youtubeで知らない方が幸せだった雑学を見てしまったせいで、抹茶アイスとイチゴ牛乳がダメになってしまった。どういうことかというと、
抹茶アイス…緑色の色素は蚕の糞由来。
イチゴ牛乳…赤色の食用色素は虫から抽出されたもの。(臙脂虫)
いずれの写真も検索したら出てきたもの。これを見たら今でも食欲が失せるが、生活する上で避けては通れないものだと悟るようになり、知らないうちに克服できているものである。最初の8個の例も、早い段階で克服できればいいんだが…
本題
どうでもいい話はここまでにして、東大模試も近いことだし、今回のブログでは僕の自作東大風化学問題を載せておこうと思う。
これは、僕が東大に合格してから入学するまで暇だった上に、通っていた予備校の先生に問題作成を依頼されたという理由で作ったものである。作った後に先生に解いてもらい、用意した答えがあっていることまで確認済みではあるが、設定上あり得ない、別の捉え方もできる等の指摘は十分に考えられるため、できる限り多くの人に解いてもらいたいと思う。というわけで、以下の問題は著作権フリーで使っても良いこととする。(自作発言は控えてほしいが)
ひねくれた問題もそこそこあるが、それは我慢してほしい。
おまけ
東大は関係ないが、有機の構造決定の問題も作った。浪人時に化学の学力が(自分なりに)カンストし、やる問題がなくなった時に作ったものだ。勉強とは面倒なもので、やることが尽きても、学力維持のためには継続的にその科目に触れなければならないのだ。
そういうわけで、予備校でネチネチ手書きで仕上げた問題で、電子化していないため見にくい部分もあるだろうが、なかなかに面白く仕上がったので、ついでに公開しようと思う。
残念ながら、解答の写真が保存されていなかったため、問題のみの添付となるが、解けることは実証済みである。(例の如く、予備校の先生に解いてもらい、東大入試よりも格段に難しいというお墨付きまで戴いた。)
知識が曖昧な人にはやってほしくない(混乱を招く恐れがある)が、やる問題がなくなったり、暇を持て余したりした時には挑戦してみるのも良いのではないだろうか。
Vol.7は以上!手抜きでごめん!まあ、こういう回があっても悪くないだろう。Vol.8をお楽しみに。
コメント