暇人の巣窟 Vol.8

暇人の巣窟

どうも。つい先日、ついに五等分の花嫁のグッズを買ってしまった弓矢です。東急ハンズ池袋店で7/19(月)まで開かれていたイベントコーナー(下図、pop up storeの公式サイトより)、情弱な我がこのイベントを知ったのは7/18(日)(←前日!!)
最終日で、商品が残っているか不安ではあったが、偶然にも試験直前で授業は無し。試験対策もほぼ万全だったので、東急ハンズの開店時間を狙って攻め入った。(勿論、何を買うかは前日計画済み)

幸運なことに一番欲しかった冷感バスタオル(1枚3040円)が売れ残っていた。ということで、推しの分(三玖と四葉)を購入。
までは良かったが…

推しで股間は拭けない!

売れ残っていた理由はこれか?(笑)
衝動買いで6080円が飛んでいった。(後悔はしていない)
というわけで、現在、此奴らは箪笥の中に眠っている。
誰か、活用法を教えてくれ。

本題

さて、試験も終わり、大学も夏休み。夏休みと言えば、定番の自由研究。正直、親の仕事みたいなところはあるのだが。優秀賞を取る取らないは親のセンス勝負みたいな話があったりなかったり。ホントにネタを考えるのが面倒な自由研究。暇人だけがやればいいじゃないかと思うのだが、よく考えてみれば、こんなところに暇人が(俺)

というわけで、やってみたら面白そう(つまり、家でもできそう)な実験をイグノーベル賞からかき集めてみた。(実際に実験するのは面倒だから勘弁)
下に載ってないネタは以下のリンクから見てみよう!
噴飯物が数多い。
https://ja.wikipedia.org/wiki/イグノーベル賞受賞者の一覧

・2014年 バナナの皮は本当に滑るのか?
摩擦係数の計測。床とかテーブルとかで木片を滑らせて計算すれば求まるが…
滑るか滑らないかは人で試さないと意味がないのか?そうなると少し怖い。
バナナに限らず、他の野菜・果物で実験するのもあり。ネギの葉の中のドロっとしたゲルとかよく滑りそう(スーパーで何回か死にかけた経験あり)

・2011年 緊急時に人を起こす、ワサビ警報装置の開発
聴覚障害者には警報音は聞こえない。そこで、嗅覚で人を起こそうという考えから生まれたワサビ警報装置。
よくある話は、気絶した人をアンモニアで起こすというもの。アンモニアは水溶性で、粘膜に溶けるとアカンような気がするので、ワサビのツーンとくる匂いで起こすというのは画期的。警報装置って天井につけるから、化学物質を使おうとしたら、揮発性物質でないと都合が悪い。となると、辛味成分は理にかなっているが、もっと刺激の少ない物質はないのか…

・1997年 「たまごっち」に人々が費やした時間はピラミッド建設相当
俗に言う、フェルミ推定。断言できないような値を適切な尺度から推測・計算する手法。研究というと理系的な実験を想起する人も多いかもしれないが、こういう推定も立派な研究の一つ。「走れメロス」のメロスは実は歩いていたとかもこの類。
身近な娯楽も、こうして調べてみると、もっと効率的な使い道があったのでは?と気付かされるかもしれない。

・2010年 冬の凍った道は靴の上から靴下を履くことで滑りにくくなる
ブロックアイスを大量に買って敷き詰めて実験すればいいのだろうか。家の冷凍庫で十分量の氷も作れないし。スリップしない靴の開発という方向性に変えて実験するのが最善?

・2004年 5秒(3秒)ルールはセーフか?
これは僕も実験したことがある。東大の前期教養学部には英語で論文を書く授業があり、実験も自分たちで行わなければならないのだ。どうせなら面白いネタをということで、この実験をやってみたが…
実験方法のミスで、そもそも落としていない白米から5000万個もの菌が検出されてしまった。食品衛生法が定める基準値100万を大幅に上回った。使った白米は学食のご飯。この実験以来、しばらくは学食ではラーメンしか食べなくなった…
ということで、みんなも実験してみて、正しそうな結果が得られたら教えてね♪

おまけ

イグノーベル賞ではないが、ちょっと気になるネタ

・塩は容器の蓋の穴を小さくすれば、振りかける量も減る
は?というようなネタである。この実験、人間は味付けが足りないものに塩をかけるとき、塩の量は気にしておらず、振りかける回数がほぼ固定されているということを証明したのだ。方法は簡単。塩を入れる容器の蓋には穴が空いているが、この穴をいろんなサイズに調整しておいて、各大きさについて、塩の減り具合から使用量を算出するだけ。穴が小さいほど、振りかける回数が固定されている分、比例的に使用量が少なくなるらしい。人間、味の濃さなど気にしていないようだ。
勿論、穴が小さいなどといったことは利用者には秘密にしなければならない。穴が小さい→塩が出にくい→振る回数を増やすとなっては元も子もないからだ。
この法則があらゆる調味料について成り立ってくれたら、減塩生活にも役立ちそうだなぁという期待感満載の実験。(何にでも醤油をかけすぎてしまう筆者。ドバッと出るタイプの容器にも問題ある気がするが)

あとは、僕が考えたネタ。

・「金の力」「愛の力」は逆二乗則か?
この世に存在する目に見えない力(離れていても働く力)は5つある(と中学の頃習った筆者)。それは、万有引力、磁力、静電気力(と「金の力」「愛の力」)。最初の3つは言わずもがな逆二乗則だ。ということは、残りの二つも逆二乗則なのでは?と常々気になっている。
実際、ボッサードの法則と言って、物理的距離が小さい男女は心理的距離も狭まるというものがあるし、近くにある大金ほど欲しくなるのは人間の性である。
一応、僕の考える実験プランも書いておこう。

①足の速さが同じくらいの人を5人ほど集め、50m走の記録を測る。
②十分に休憩をとってもらった後に、ゴールラインに万札を持った人を立たせ、もう一度同じ人たちで50m走の記録を取る。このとき、1着に万札をプレゼントと伝えるのがミソ。欲しいやつは我先にと記録を縮めてくるに違いない。
③タイム差から加速度差を求め、F=maから、選手の体重を加速度差にかける。こうして得られるのが「金の力」だ。
④この計測を札束振ってみたり、野口英世を振ってみたりした場合でも行い、それぞれの場合における「金の力」を算出。
⑤「金の力」が金額に凡そ比例しているか検証。
⑥これらの計測を100mや200mでも行う。「金の力」が距離の二乗に反比例するかを検証する。

といった感じか。
「愛の力」も同様だ。学校一のマドンナとそこら辺の女子を連れてきて、両者をゴール(どちらに走っていっても良い)として、ゴールまでの距離を弄りながらタイムを記録すればよい。
この実験の面白いところが分かるだろうか。
被験者Aとその彼女B,学校一のマドンナを用意し、マドンナを50mの位置、彼女Bを200mの位置に置いたとしよう。この状況で被験者Aが理論的にマドンナの方に走っていったらどうなるだろうか。修羅場が楽しみだ。(倫理的に良くないね)

あ、そもそも逆二乗則の意味って知ってる?
我々が生活している空間が3次元だから、正射影的に次元が1つ下がって、力は2次元(に反比例)という仕組みだ。逆に言えば、距離の何乗に反比例するかを計測し、その値に1を足せば我々の住む世界の次元が求まる。(とはいえ、万有引力の実験では、小数点以下16桁位まで0が続くらしい)
だから、原子の世界とかで力を考えたりするとき、補正項として逆三乗則を考えなければならないとかいうものがあるらしい。(たしか阪大の過去問にあったような)
ミクロな世界では次元が上がってしまうのだ。(我々から見て紐は1次元。でも、紐上のダニから見たら2次元か3次元)

ってなわけで、もし、「愛の力」を計測して逆五乗則なんてことになったら、「俺の愛は6次元だ〜!!」なんてことになる。6次元の愛とは?(笑)

Vol.8は以上。次回をお楽しみに。

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