暇人の巣窟 Vol.6 - 東大スポーツ合気道クラブ

どうも、弓矢です。今回は本編が超大作になったので、前置きなし。
そろそろ「〇〇食べました！」みたいなネタ(JDがパンケーキ食べてキャピキャピする系)が欲しいと言う声があったので、食べ物系のネタぶっ込みます。

そして、今回は表紙絵の志田黒羽さん絡み。

一応、この人の説明をしておこう。
「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」が今期夏アニメで放送されたが、そのメインヒロイン。主人公の幼なじみで、ロリ可愛、世話好きキャラ。おまけにスタイル抜群で勉強もできる。ただ、一点だけ問題がある。それは、彼女の味覚が「宇宙」と表現されるほどにぶっとんでいること。

いや、待て。ここまでの完璧超人が味覚異常なわけがない。成績優秀なんだから、彼女の思考が一般人に受け入れらていないだけに違いない。
というわけで、今回、彼女を正当化したい一心で立ち上がった弓矢。
今回のテーマは「志田黒羽の味覚の徹底検証」

んで、本題に行く前にお断り。現代技術の進歩は素晴らしいもので、味覚センサー、レオなるものがあるようだが、そんなものを一般人が手に入れられるわけがない。というわけで、主将の力も借りて、実際に再現して食べることで検証する形となった。もし、主将と僕の味覚が「宇宙」だったら、そもそもこの企画が不成立。僕らの味覚は正常だ…多分。

合食禁

いきなり本題に入らないのにはちゃんとした理由がある。世の中には合食禁といって、やってはならない食べ合わせというものがある。実食という形で検証する以上、
生体に異常が出てはならない。そこは徹底的に事前に調べておかなければならない。
以下、wikiに載っている合食禁(のうち、合理的と思われるもの)を記す。今回試す食べ合わせがこの一覧に存在しないことは確認済みだ。

・鰻と梅
・天ぷらと氷水
・天ぷらとスイカ
・柿と蟹
・蟹と氷水
・お茶と鉄分

本題　〜志田黒羽に挑む〜

さあ、本題に入ろう。地獄の実験スタートだ。

・刺身＋蜂蜜

オリーブオイルとバルサミコ酢あたりまでかけたらカルパッチョになるのでは？と思うのだが、蜂蜜だけは心許ない。イメージ画像はおそらくマグロの赤身で、脂が少ない分、救いにはなってくれるだろう。

～主将のコメント～

「蜜蜂と遠雷」という恩田陸の小説を数年前に読みました。ピアノのお話で僕には理解できない部分も多かったのですが、それでも面白いなと感じたことを覚えています。ピアノの音、という文字では表現しづらいものを、恩田陸が丁寧に描写してくれていました。
ところで、「刺身と蜂蜜」とちょっと音が似ていますね。似てはいますが全然違います。蜜蜂と遠雷は恩田陸がピアノと僕を引き合わせてくれていますが、今回は一対一の直接対決です。いつも弓矢にはブログを書いてもらっていて感謝していますが、こんな戦いに引き合わせてほしくはなかったです。どうやら彼が恩田陸になる日はまだまだ遠そうですね。あと、どっちも値段がそこそこします。会計係はこんな企画にお金をおろしてくれるのでしょうか？え…、自費？

　
まずは普通に醤油につけていただきます。

普通ですね。安くはないですが高くもない鮮度が落ちた刺身です。すこし生臭さが気になりました。では蜂蜜をかけて食べます。

・・・

いけるなこれ。
いけますよこれ。むしろ蜂蜜が先ほど感じた生臭さを見事に打ち消していて食べやすいまであります。味も喧嘩していないし、うまくマッチしてます。強いて言えば蜂蜜がちょっと強すぎることでしょうか？「蜂蜜味のもにゅもにゅしたもの」という印象です。ただかける量を調整すればよい塩梅にできるのではないでしょうか。ちょうど材料があれば試してみましょうね^^

～弓矢の一言～

ご丁寧に、前置きと悪口まで添えていただいた(笑)
それは扨措き、いやいや試していた割に案外いけるという驚きの結果。
まあ、僕はわさびで臭み消すんで、蜂蜜味の刺身とは金輪際無縁ですな(笑)

・白飯＋生クリーム

パンに生クリームは合う。パンも白飯も炭水化物である。シュー生地も炭水化物である。つまり、白飯＋生クリームは近似的にシュークリームである。ということは、この組み合わせ、いける！論理展開が正しければ…

～主将のコメント～

一番やりたくなかった。日本人としていいのかこれは。米にホイップクリームて。新潟出身の友人に刺されるかもしれません。冷たいホイップを米にのせていきます。ちなみに白米を指定されましたが、健康志向で玄米にしました。

罪深いですね。ちなみにこの時は朝までゼミのスライドを作っていたので徹夜明けです。しじみの味噌汁と納豆が一緒にいます。クリームが熱に溶けないうちに頂きます。

あれ、いけるかも！

口触りは微妙ですが味としては意外といけます。よく考えれば求肥にクリーム入れてクリーム餅にするとかありますもんね。長くかんでいても不快感は特に感じませんでした。しかし、クリームが口の中で溶けてお米がバラバラしてきます。ちゃんと餅っぽくこねたらもっと良くなるでしょう。

～弓矢の一言～

え、いけんの？！まさかの予想段階の論理展開あってたのか？！
新潟出身の友人＝俺…？
少なくとも俺は刺さないから安心してくれ。危険(笑)な実験させてる側だし。

・スイカコーンスープ
なんと、イメージが存在しない(アニメに出てこなかった)。アニメスタッフにとっても未開の領域か。とはいえ、この料理、志田黒羽の大好物。そこまでいうのなら、美味しいに違いない。

～主将のコメント～

刺身と蜂蜜が意外といけたこともあり続いていきます。

あまり熟していなかったのかスイカがコーンスープに溶けませんでした。ミキサーとかに入れるのはさすがに面倒なのでスイカを口に含んだ後、コーンスープを流し込んでいきます。
気になる味は…

まあいける。

好んで食べたいわけではないが、意外と合います。コーンスープもスイカも別段濃い味ではないのでお互い邪魔しないのですね。お腹にも優しかったです。ただ冷たいものと熱いものを混ぜているのでなんかぬるいです。個人的には冷たいほうがおいしいかなあ。

～弓矢の一言～

お腹に優しい言うても、コーンスープとスイカは体を温めるものと冷ますものの組み合わせ。チャラだよ？
見た目エグいが、意外といけんのね。
まあ、俺はやらないよ？

・リンゴ＋ラー油

この世には生ハム＋メロン、生ハム＋イチジク、洋梨＋チーズといった果物＋塩味の組み合わせが存在する。しかも、これらの組み合わせは絶妙に美味い。ということは、類推でリンゴ＋ラー油も魔法の組み合わせに違いない！ラー油には塩味ないんだけどね…
流石に全て主将にやらせるのは申し訳ない。これは僕が試すとしよう。ちょうど祖母からリンゴが送られてきたのだ。

～感想～
一口目から油っこい。リンゴの水分に勝っていた。というより、水と油で混ざらない。ラー油の本体は胡麻油であるが、幸いにも胡麻の風味はなかった。とはいえ、問題は辛味である。油と共に舌にまとわりつく辛味が、全くと言っていいほどリンゴの甘味と調和しない。中華風にも程遠い味わい。美味しいリンゴが一瞬で生ゴミと化してしまった。

なんと、主将までやってくれた(神！)

～主将のコメント～

なんか微妙ですね…。キムチが入っている冷麵とかと一緒に入ってるから意外といけるのでしょうか。食べますね。ちなみにですがリンゴは縦に切ると捨てる部分を減らすことができます！豆知識！！

あー、おいしくないかも。
ラー油って別にあんまり味しないし大丈夫なのかなって思ったけれど、なんというか口の中で完全に分離している感じがする。味が調和していなくて喧嘩が発生しています。噛んだ少し後に辛さがやってきます。会わせてはいけない二人だったようです。残りのリンゴは普通に食べます。ここにきてダメな組み合わせでしたね。

～弓矢の一言～

ですよね〜www

・オレンジジュース＋醤油

僕たちは悪い子です！
ステーキのソースとして、ベリーソース(砂糖少なめのジャム＋醤油)なんていうのはよくある話。オレンジ＋醤油系も聞いたことがある。つまり、飲み物かどうかは扨措き、現実的な組み合わせであり、不味いということはなさそうだ。
それに、みかん＋醤油＋海苔＝いくらの味でしょ？いけるいけるwww

～主将のコメント～

ダメだろこれは。
ラー油はまだ味がそんなにしないけど、これ完全に調味料じゃん…。普段飯食う時になんか足りねえなあってなった時に気軽に料理の「さしすせそ」を入れますか？やべーよこれは。